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現状を良く見据えて欲しい

ここ最近よく目にする「学生の就職内定率上昇」についてコメントします。

昨年より就活は売り手市場と言われ、高校生、大学生の就職内定率がリーマンショック前の水準に戻っただの良く記事を目にします。
このような記事にはあまり左右されない私が思うに、比べる指標は何をもとにしているか?大変疑問に思います。何故なら、リーマンショック前の日本経済は順調に推移していないと私は思っているからです。単なる内定率をもとに算出していても、その年の就活する学生数、企業が考える内定数が毎年異なる点から、正確な数値ではないと考えます。
このような信ぴょう性のない数値に惑わされた学生は、入社後3年でどれだけ残っているのか?大袈裟な言い方をすれば、これはバブル前の就活状況に似たものがあると私は思います。雇うだけ雇い、いらなくなれば整理するザル採用。
また「人材育成」という言葉も良く目にします。大手にはこのような仕組みが明確に整備されていると思いますが、中小企業などにはまだまだ厳しい任務だと思います。その証拠に「ブラック企業」がまだまだ蔓延しているからです。
単に内定を取れば良い。という考え方は今一度改め、慎重な就職活動をして欲しいと願います。